よくご質問が寄せられるルールの問題について、解説します。
今回の問題は・・・『服装について』です。
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[質問] |
参加大会の要項に、「服装については、(財)日本テニス協会トーナメント諸規則・倫理規定に定めるテニスウェアとする」と書かれてますが、どんな服なら良いのでしょうか? |
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[答] |
倫理規程に定められるウェアについては、「(財)日本テニス協会テニスルールブック」の中で次のように解説されています。
- テニスウェアとは・・・
- 男子の場合 : シャツとショーツ(Yシャツは禁止)
女子の場合 : ワンピースまたはシャツと、スコートまたはショーツ
(ジーンズ、そのカッツオフは禁止)
- ショーツおよびスコートは膝がかくれてはならない。
- Tシャツ、ランニングシャツ、ランニングパンツは着用禁止。
昨年までは、男子はシャツが襟つきでないといけませんでしたが、2002年度より
襟なしでも、着用できることになりました。
ただし、襟なしでもあくまでTシャツではなくてテニスウェアと判断されたものではなくてはダメということで(ここのところが、むずかしい・・・)、その判断はその大会レフェリーが行います。
- 色は白でないといけないの?
テニスウェアは白でないといけないという間違ったルール解釈をされている方が多いようですが、規則には「トーナメント主催者は参加者に平等であることを条件に、服装の形と色を規制することができる。ただしこれについては、あらかじめ開催要項に明記しておかなければならない」という表現があるだけです。
したがって、要項に記載がない場合は何色を着てもかまいません。
ちなみに、大分県テニス協会の大会は全て色の規制はしていません。
- 長袖、長ズボンでもいいの?
長袖がいけないという記載はありませんので、上着については、セーターはもちろん、トレーナー等でもかまいませんが、長ズボンが無条件に許されるのは、男子35歳以上、女子40歳以上の年齢別大会ということになっています(ただし、いくら年齢が該当していても、その選手が一般の種目に出場した場合は一般のルールが適用されることに注意!!)。
また、天候等の状況によっては、レフェリー判断により、参加者に平等なかたちで長ズボンの着用が認められる場合もあります。
- 大きなメーカー名や、マークがあってもOKなんですか?
シャツだけでなく、帽子や靴下等を含め、大会でプレーをする時のロゴについては、大きさや数の制限があります(具体的なロゴの大きさや数については、その場所によって違いますので、詳しくは「JTAテニスルールブック」をごらん下さい)。
大きなロゴは、まずダメですし、たとえそれが小さくても、たくさんのロゴを配置したウェアでも試合では着用できません。たとえ、メーカー名のロゴではないと思われていても、それが「文字」として認識できるものは、全てロゴとして判断されます(模様はOKです)のでご注意ください。また、そのロゴを隠すためにウェア等を裏返したり、ガムテープ等でふさぐのも禁止となっています。
テニスウェアとして市販されているものは、あくまでメーカーがファッション性などを考えて売っているものもあり、正式な大会では着用できない服も多いようです。
服装がOKかどうかの最終判断をする権限は、その大会のレフェリーにあります。
疑問のある場合は、試合前に大会本部に確認しておきましょう。
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でも、「どうかなぁ?」とわからないようなウェアであれば、大会には着てこないのが無難ですネ・・・ |